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 【Pacecar Talk No.6】三菱報道について思うこと
    近頃、連日のように、三菱車が壊れたの燃えたのと、ニュースを賑わしております。
    三菱自動車が自社製品の欠陥を隠蔽した事は、確かに悪いことなのですが
    このところの報道の炎上ぶりは、恣意的な偏向報道のような感すらあります。
    通常報道しないような瑣末な事故を報道したり、技術的な裏付け無しに記事を書いたり
    車の欠陥とはあまり関係の無さそうな事件でも、あえて「三菱自動車」の名前を書いたりと
    もはや「正義の御旗」を振り回しての、やりたい放題のようにすら思えてしまいます。

    数ヶ月前、地方紙のベタ記事扱いでしたが、で、「三菱キャンターのタイヤ脱落」
    という記事がありました。
    車検切れのまま乗っていたダンプの、ハブボルトが折れたのが原因と書いてありましたが
    おそらく「三菱」「タイヤ脱落」「ハブ」の3点に反応して記事にしたのでしょう。
    ハブが折れたのならともかく「ハブボルト」は、ホイールボルトとも言って、
    タイヤ交換の時に外すナットの相手です。
    これは、ただのボルトであり、折れる原因は整備不良か過積載がほとんどで、
    軽自動車から大型車まで、メーカー・車種を問わず、あらゆる車に起こりうる事ですし
    逆に言えば、整備不良や過積載で、よく折れる物でもあります。
    こんな事は偉い学者の先生に聞くまでもなく、市井の整備士でも知っている事です。
    私自身、トヨタ製乗用車で5本中3本が折損して、タイヤが脱落寸前になった事があります。
    原因はホイールナットの締め付け不良でした。残った2本で脱落を防げたのは幸運でした。
    私の知人でも、マツダ製小型トラックで日常的に過積載を繰り返し
    ハブボルト折損でタイヤが脱落してしまったという事もあります。
    まして、報道されたキャンターは、車検切れのままと乗っていたという事で
    満足な点検もされずに酷使されていたのでしょう。


    8月5日の「炎上・死亡報道」も、あえて三菱の名前を出すのは何故かと思える記事でした。
    まだ残っている記事を引用します。

     5日正午ごろ、和歌山県御坊市塩屋町の阪和自動車道塩屋トンネル内で、
     乗用車から出火、 約25分後に鎮火したが、車内から和歌山県印南町の
     男性の焼死体が 見つかった。和歌山県警捜査一課によると、
     男性は、同県日高町で5月に起きた無職前田スミ子さん=当時(71)=殺害事件の
     参考人として事情聴取に応じるため、御坊署に向かう途中だった。
     県警は、自殺と事故の両面で捜査している。
     車は三菱パジェロで、リコール対象ではないという。
     県警によると、男性は前田さんの二女の夫。
     同日午前11時50分ごろ、自分で車を運転して自宅を出発。
     いなみICから阪和自動車道に入った。御坊署の巡査部長(48)ら6人が
     3台の捜査車両に分乗し追尾した。(共同通信)

    警察でも「自殺と事故の両面で捜査している。」かなり不自然な事件です。
    この事件の第一報の見出しは

     「三菱パジェロ燃え男性死亡 和歌山の自動車道トンネル 」(共同通信)

    です。確かに嘘は書いていませんが、嘘でなければ何を書いても良いのでしょうか。
    ある金融情報専門の通信社によると、この報道の後、三菱株の上昇が止まったそうです。


    8月7日には、高速道路で追突・炎上という事故がありました。これも引用します。

     兵庫県赤穂市の山陽自動車道上り線「高山トンネル」で7日早朝 <中略>
     県警高速隊の調べでは、高山トンネル東側出口から300メートルの地点で
     ワンボックスカー(三菱デリカ)がパンクし、同行の2台がその前に回り込む形で並んで停車。
     そこに突っ込んだトラックがワンボックスカーに衝突し、さらに子ども3人が乗った乗用車
     (トヨタ・セルシオ)にも衝突し、はずみで先頭の乗用車(ベンツ)に玉突き追突した。
     追突された3台は側壁や道路面に押し付けられるように約100メートルも押し出され、
     摩擦熱でベンツ以外の乗用車2台とトラックが炎上。車は骨組みを残して燃え尽きた。
     追突時、死亡した玉置さんと千田さんはパンク修理で車外にいたらしい。
     玉置さんは現場から西約200メートルに倒れていた。他の4人は焼死体で見つかった。
     <後略>(毎日新聞)

    パンクして停車中ですよ。三菱の車でなくともパンクはするでしょう。
    何故、わざわざ「三菱デリカ」と書くのでしょうか。
    別の報道では、単に「ワゴン車」と書いてありました。これが普通だと思います。
    事故報道のたびに「トヨタセルシオが・・・」とか「日産スカイラインが・・・」とか
    普通は事故原因とは無関係なので、いちいち車名まで報道されません。
    読売新聞には「デリカは電気系とブレーキ系のリコールが出ていた」旨の記述もありました。
    パンクとリコールは、関係ないのではないでしょうか。
    まるでパンクも欠陥が原因と言わんばかりです。
    もはや三菱の車はパンクすら許されないのでしょうか。

    そして、これだけ大量に報道しておいて
    「○月×日の三菱車の事故は調査の結果、整備不良が原因と判明しました。」
    というような記事には、ついぞお目にかかったことがありません。
    今現在でも、三菱製の車に乗っている人がいて、三菱製の車は街中で走っているのです。
    こういった報道姿勢は、いたずらに世間の不安を煽っているだけではないかと思います。
    一部の報道については、三菱は名誉毀損で訴える事ができるのではないでしょうか。

    訴えたりしたら、またさらに叩かれるんでしょうけど。


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